こんにちは、愛弓です。
水仕事が続いたこともあり…手が荒れてしまいました!
アミノ酸シャンプーを使うようになってから、手がしっとり潤ってるような気がすることはあっても、乾燥してる感じがすることはなかったので…久しぶりの手荒れです。
だけど私は、『このまま手荒れが治らなっなったらどうしよう?』と過去を思い出して、すごく不安になりました。
トラウマ発動…みたいな感じかもしれません。
なので今回は、その時に考えていたことをいろいろと書いていこうと思います。
(『こんなことを書いて、何の意味があるんだろう?』とも思ったのですが…
シャンプーの影響で手が荒れやすくなってる人、頭皮トラブルが続いてしまってる人が、シャンプー選びについて考えるきっかけになったらいいなと思ったので、公開することにしました)
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手荒れでよみがえった、『治らないかもしれない』という不安な気持ち
数日間、水仕事の多い日が続きました。
食器を洗ったり、日常的な水仕事なら問題ないのですが…
里芋の皮をむいてむいて、むきまくって…気づいたら、手が乾燥してボロボロになっていました。
『それは、水仕事というか里芋の…』みたいな話は、ひとまず置いておきましょう。
手が全体的に乾燥し、
特に、左手のひらの一部と、指と指の間に水泡がたくさんできて、かゆみが出ました。
もちろん、『そんなの気にしすぎじゃない?』『そんなのすぐ治るでしょ!』と思う人もいると思います。
でも、水泡がたくさん出てきた時点で、過去の手荒れを思い出し、不安がおしよせてきました。
※※※
実は、大学時代にも手荒れに悩んだ時期があります。
大学生活4年間、病院に行っても治ることがなく、どんどん荒れていく手が、恥ずかしくてしょうがなかったんです。
『かゆくても、かいちゃいけない』と頭ではわかってるのに、気づけば触ってしまう。
長袖を着てるときは、袖で手を隠し。
自分の手が他の人の視界に入らないように、気をつかい、『気づかれてないかな?』とビクビクして過ごす日々でした。
「手、どうしたの?」「大丈夫?」と聞かれるたび、顔がばっと熱くなって鼓動が大きくなり、胸がグッと苦しくなるのをこらえながら、「ちょっと荒れちゃったみたいw」と笑って話をそらす。
そんな日々。
声をかけてくれた人たちに悪意はなく、ただ心配してくれてるなんてこと、頭ではわかってるんです。
でも、どうしても、その気持ちを受け入れることなんてできなかった。
ただ『恥ずかしい』『気付れたくない』『どうして、私だけがこんな思いをしなきゃいけないの?』そんな思いでいっぱいでした。
当時は手荒れの原因もわからず、誰に相談すればいいのかもわかりませんでした。
病院でもダメ、薬剤師さんに相談してもダメ…
だれにも頼ることができなくて、ただただハンドクリームを買いあさっていましたね。
昨日は大丈夫だったハンドクリームが、明日はダメになる。
やっと治りかけた手が、またどんどん荒れていく。
そんな繰り返しの中で、『答えなんてない』と諦めながら答えを探し続けるような毎日。
でも、大学卒業後にセラピストになると、1か月もしないうちに、手荒れは治りました。
(それには心の問題も関係してるように思うんですけど…それはまた、いつか機会があればお話ししていこうと思います)
でもたまに、たまにね、手が荒れるときがあるんですよね。
そのたびに『どうしてだろう?』と原因を探し、『あの頃のように、手荒れが治らなくなったらどうしよう?』と不安に思っていました。
手が荒れるたび、不安が止まらなくなりました。
シャンプーが手荒れの原因になってた可能性を考え始めた
今回も手が荒れた時、『このまま治らなかったらどうしよう?』と不安な気持ちが押し寄せてきました。
『最近、水仕事が多かったからかな?』
『里芋がいけなかったかな?』
『アレルギーとか…なんか変なもの食べたかな??』
『すぐ治るかな? …治らなかったらどうしよう』
頭の中で、いろんなことをグルグルと考えました。
翌日、『このまま悩んでてもしょうがないな…』と思って、お風呂に入った時、ハッとしました。
シャンプーをプッシュする時、手荒れがひどかった”左手の一部”にシャンプーを出そうとしていました。
『危ない、危ない…』と手荒れのひどい部分を避けて、シャンプーを出しました。
髪を洗い始めると、指と指の間に泡が入り込むような状態でシャンプーしてることに気づきました。
特に、手荒れがひどく、水泡の多い場所をよく使ってるような気がしました。
『もしかして…手荒れの原因って、シャンプー??』と少し不安に感じましたが、
『成分がよくて、肌にも優しいものを使ってるし…』
『アミノ酸シャンプーだから、洗浄力は弱めなはずだし…』と自分に言い聞かせるかのようにしてる自分に気づきました。
そして、どんどん記憶がよみがえってきました。
思い出すほど、シャンプーが手荒れの原因の1つになってる気がした
私がシャンプーに興味を持ち始めたのは、大学入学前でした。
当時は成分へのこだわりはなく、手触りと香りでシャンプーを選んでしました。
当時使っていたのは、ラウレス硫酸Naを使った、洗浄力が強く安価な価格帯のシャンプー。
ゆっくりと頭皮のマッサージをするのが習慣になっていました。
気づけば、毎日60分間、シャワーを浴びるのが日課になっていました。
そのほとんどの時間は、シャンプー・トリートメントをしていたんだと思います。
あの頃のことを思い出すほど、『手荒れの原因がシャンプーだったのかも』という考えを否定することができなくなってきました。
※※
大学時代、ほんの数か月だけ、手荒れが落ち着き始めた時期がありました。
その時、あこがれ続けていたネイルを数日間使いました。すごく嬉しかったな。
考えてみると…
手荒れが治る数か月前からシャンプーに興味を持ち、肌に優しいものにこだわるようになっていました。
もしかすると…シャンプーの洗浄成分が”肌に優しいタイプのもの”に切り替えたおかげで、手荒れが落ち着いたのかもしれません。
セラピストになると、毎晩帰りは遅く、朝、急いでシャワーを浴びていました。
頭皮をマッサージしたりする余裕もなく、さっと洗うだけなったので、肌への負担が少なくなていったのかもしれません。
そんな生活のおかげで、手が荒れにくくなった…という可能性もあります。
そんなことを考えていると、
『セラピストになってからも、手が荒れる時期というのは、シャンプーへの関心が強くなり、頭皮のマッサージを意識してた時期かもしれない…』なんて、まるで「手荒れの犯人は、シャンプーだ!」というかのような感覚になっていきました。
たまたま、最後のスイッチを押したのが、シャンプーだった
たぶん、手荒れの原因はシャンプーだけじゃありません。
セラピストだった頃は、オイルやアロマが肌に合わなくて、手が荒れていた時期もあります。
タオルの摩擦が原因になったことも、水仕事が原因になったことも…
でも、シャンプーが手荒れの原因の1つになってるという可能性は捨てきれないんですよね。
今回の場合も、そのアミノ酸シャンプーを使っていると、手は潤うような感覚がしていました。
長時間マッサージしてることもなく、基本的には泡パックしてるだけでした。
シャンプーだけが原因になってるわけじゃないんですよね、きっと。
だけどあの日、水仕事をして、里芋をむいて… 手が全体的に乾燥して、荒れやすい状態になっていたのは事実です。
そして、その状態の手でシャンプーを使い、その刺激が最後のスイッチを押した…
そう考えるのが自然なのかなとも思います。
たぶん今回は、たまたま、シャンプーが最後のスイッチを押したんだなって。
手荒れの原因がシャンプーかもしれないこと受け入れたら、不安は消えた
『手荒れの原因がシャンプーにもあるのかな?』と思った時、すぐにそれを受け入れることはできませんでした。
誰よりも…ということはありませんが、若いころは、ヘアケアへのこだわりが、ものすごく強かったんです。
今でも、普通の人よりは、だいぶこだわりが強いんじゃないかなと思います。
…だからこそ、
『良い』と信じてやってきたことが”間違っていた”だなんて、受け入れられませんでした。
『いい香りのする、きれいな髪でいたい』と思って、時間もお金もかけてきたのに…
それが全部無駄なことだったなんて考えたくもなかった。
無駄なことどころか、手荒れの原因になっていたなんて…想像もしたくなかった。
でもね、不思議なもので、過去を振り返って
『きっと、手荒れの原因はシャンプーにもあるんだな…』
『シャンプーの選び方には気をつけなきゃな…』って受け入はじめたら、気持ちがスーッと軽くなって、不安が消えていきました。
そして、『あぁ、すぐに治るんだろうな』って思いました。
(…とはいっても、心配なので、いちようミノンのシャンプーを注文しましたが)
実際に、その後、1~2日で手荒れは治りました。
あんなに激しく荒れていたのに…嘘みたいな速さで。
手荒れが治らなかったのは過去の自分。今の自分じゃない
手荒れが治らなかったのは、過去の自分だったんですよね。
『どうしてだろう?』『どうしてだろう?』って、自分の手を悪者にして、自分を責めてたのかもしれないなって…
『どうしてだろう?』『どうしてだろう?』って、自分でも気づかないうちに、自分の心を追い込んでいたのかもしれないなって…
あの頃の私は自分に自信がなくて、自信を持てる要素を見つけることができなくて…だから、髪をほめられるようになって、自分の武器になるものを見つけました。
約10年前、当時使ってたシャンプーが合わなくなったことで、自分に合うシャンプーを探しました。
成分にも詳しくなって…
でも、香りや手触りという要素が捨てきれなくて…
他の誰よりも、いい香りで、手触りもよく、できれば低価格で…そんな風にシャンプーを探していました。
結局、10年前に『これを一生使っていこう』と落ち着いたシャンプーは、洗浄力がマイルドになったものの…
いい香りが長時間続くことを大切にして合成香料を、手触りをよくするためにシリコンの配合されたものを、髪に優しそうなキャッチコピーがある物を、インバストリートメント・アウトバストリートメントまでシリーズで使えるものを、ドラックストアやドン・キホーテでも買える低価格帯で…
私の中の基準は変わったようで…変えることのできないこともたくさんありました。
10年がたち、いろんな経験を重ねて…あの頃とは変わったものがたくさんあります。
”綺麗な髪”という武器を1つくらい失ったって、私にはたくさんのものがあります。
だから、あの頃よりも手放せるものは多いんだろうなって。
今だって、良い香りが長時間続いたらいいなって思う。だけど、合成香料を使った強い香りよりも、アロマの優しい香りが好きだし。
そりゃ、手触りがいい方がいいに決まってるよ。
でも、シリコンが自分に合ってないことは知ってるし、ちょっとした癖や髪質を感じることのできる、コーティング感のない自分の髪も好きだなって。
髪に優しそうなキャッチコピーは魅力的だけど…そのキャッチコピーを信じるだけじゃなくて、ちゃんと成分も確認したいし。自分の感覚も大切にしたい。
コンディショナー、インバストリートメント、アウトバストリートメント…必要な時には使えばいいけど、必要のない時にまで塗りたくることはないなって。
低価格でいいものが買えるならありがたいけど…やっぱりいい成分を使ってるものは価格が上がってく。
今の私は、シャンプーだけに3000円くらいかけてもいいかなって。
今の私は、
あの頃の私が『いいものなのはわかってるけど…』と捨てきれなかったたくさんのものを捨てて、その代わりに、自分の中でいくつもの基準ができた。
これは、シャンプーに対するイメージの問題じゃなくて、自分に対する自信、自己肯定感とか、自分の在り方とか…いろんなものが関係してるんじゃないかなって思う。
手荒れに対しても、何に対しても…過去の経験からやってきた不安は、過去のものなんだよね。
過去の自分と、今の自分は、きっと違っていて。
だから、今の自分が過去の自分と同じ道をたどるとは限らない。
手が荒れた。
たったそれだけのことで、『もう治らないんじゃないか?』『あの、つらかった日々が戻ってくるんじゃないか?』と不安になる必要はない。
だって、過去の自分と今の自分は、違うんだから。